県政レポート > 上高地の国道158号線の土砂崩れ

平成17年7月28日

国道158号線の土砂崩れの対策を実施しました

国道158号線の土砂崩れの対策を実施しました

7月1日に発生した、国道158号線の土砂崩れは、長野県を代表する観光拠点である、上高地に極めて深刻な影響を与えた。夏場の観光シーズンにあたり、大動脈ともいえる158号線の復旧は、乗鞍高原・白骨温泉も含めて最大の課題となる。
そのため、私は早急に現地視察を行い、松本建設事務所ととも頻繁に連絡を取り、その対応策にあたった。

当初、高さ100m、幅100mの崩壊した、のり面をヘッジし、1車線を確保する事にしたが、道路上の土砂を除去する作業にとりかかると、17,000立方メートルの崩壊面が動き出し、新たな工法を打ち立てなくてはならなくなった。

結果的には、梓川と道路との高さ30mの落差を土砂で固め、道路沿いに50,000立方メートルの土砂を積み上げ、2車線を確保するという難工事を、関係各位の大変な努力により短期間で達成することに成功し、7月28日の開通となった。

今後は、本格的な復旧の方法をどのようにするか、更に中期的には中部縦貫道も視野に入れ、抜本的な158号線対策について、私は重要施策の1つとして検討に入りたい。